今日の電柱 Part1

  • 01
    01

    街角から
    こぼれるStory

  • 02
    02

    彼女は彼の後ろを
    歩いて行く
    ゆっくりと
    確かに

  • 03
    03

    がんじがらめ
    もう離さないわ
    愛してると言って

  • 04
    04

    争うことが無益なことだと
    知りながらも目を瞑り
    祈りを忘れた愚かな私達に
    平和の鐘は
    虚ろに降り注ぐ

  • 05
    05

    toi et moi
    アナタとワタシ
    寄り添うように
    いつも

  • 06
    06

    落日
    その体からぬくもりが消え
    冷たく横たわる
    その日まで

  • 07
    07

    アナタがいるから
    こうして生きていけるの
    ワタシが帰る場所は
    いつもアナタ

  • 08
    08

    照りつける日差しに
    焼けた肌
    逞しい腕
    真夏のタフガイ
    太陽を連れてきた

  • 09
    09

    Lone Wolf
    孤独を背負い
    月に吠える
    その姿は
    気高くもあり
    美しくもあり

  • 10
    10

    にじんだ涙が
    サイケな虹色の空に
    霞んで消えた

  • 11
    11

    雨降り
    濡れた街角
    傘越しの景色
    鉛色の空
    君の暖かい手
    急に恋しくなる
    雨降り

  • 12
    12

    あの雲の向こうに
    本当の幸いがあるのだと
    誰かが云います
    薄陽の射す
    雲の向こうに
    でも、私には
    何が本当の幸いかが
    わからないのです

  • 13
    13

    少し寄っていきませんか
    今日は酔ってみたいんです

  • 14
    14

    神様、
    僕たちは
    なんて無力なんだ

  • 15
    15

    降り注ぐ無限のパルスの中で
    僕は独り取り残されていた

  • 16
    16

    見慣れた街が
    モノクロームに変わる
    哀しみに彩られて

  • 17
    17

    手を繋いで
    歩いたあの道は
    黄昏色
    幼い頃の記憶
    懐かしい思い出

  • 18
    18

    異界から訪なう
    幽かな影が
    彼方から手招きする
    怨めしい、と
    あの世へ連れて
    いざなうように

  • 19
    19

    Home, Sweet home
    おうちへ帰ろう
    一緒に

  • 20
    20

    混沌の四角い空
    夕暮れが迫る
    いつか見た空
    見たこともない色

  • 21
    21

    情報の雨が降り
    人は立ち尽くす
    今見ている世界は
    現実か
    虚構か
    それすらも判断出来ずに

  • 22
    22

    silhouette
    空の下で影絵遊び
    手の先に小さな鳥
    僕の影
    長く伸びて

  • 23
    23

    鏡に映った君は
    少し歪んで
    笑って
    泣いた

  • 24
    24

    車窓に君の白い顔
    手を振ろうとして
    なぜか
    手を止めた
    そして
    走り去った電車

  • 25
    25

    連綿と続く連鎖の果てに
    人は何かを得る
    僕が得られなかったとしても
    生まれくる子供たちが
    きっと