街角から こぼれるStory
彼女は彼の後ろを歩いて行くゆっくりと確かに
がんじがらめもう離さないわ愛してると言って
争うことが無益なことだと知りながらも目を瞑り祈りを忘れた愚かな私達に平和の鐘は虚ろに降り注ぐ
toi et moiアナタとワタシ寄り添うようにいつも
落日その体からぬくもりが消え冷たく横たわるその日まで
アナタがいるからこうして生きていけるのワタシが帰る場所はいつもアナタ
照りつける日差しに焼けた肌逞しい腕真夏のタフガイ太陽を連れてきた
Lone Wolf孤独を背負い月に吠えるその姿は気高くもあり美しくもあり
にじんだ涙がサイケな虹色の空に霞んで消えた
雨降り濡れた街角傘越しの景色鉛色の空君の暖かい手急に恋しくなる雨降り
あの雲の向こうに本当の幸いがあるのだと誰かが云います薄陽の射す雲の向こうにでも、私には何が本当の幸いかがわからないのです
少し寄っていきませんか今日は酔ってみたいんです
神様、僕たちはなんて無力なんだ
降り注ぐ無限のパルスの中で僕は独り取り残されていた
見慣れた街がモノクロームに変わる哀しみに彩られて
手を繋いで歩いたあの道は黄昏色幼い頃の記憶懐かしい思い出
異界から訪なう幽かな影が彼方から手招きする怨めしい、とあの世へ連れていざなうように
Home, Sweet homeおうちへ帰ろう一緒に
混沌の四角い空夕暮れが迫るいつか見た空見たこともない色
情報の雨が降り人は立ち尽くす今見ている世界は現実か虚構かそれすらも判断出来ずに
silhouette空の下で影絵遊び手の先に小さな鳥僕の影長く伸びて
鏡に映った君は少し歪んで笑って泣いた
車窓に君の白い顔手を振ろうとしてなぜか手を止めたそして走り去った電車
連綿と続く連鎖の果てに人は何かを得る僕が得られなかったとしても生まれくる子供たちがきっと