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1鄙びた駅に
一台の電車
飛び乗って
知らない街へ行こう
僕たち二人きり -
2非常階段で知った
秘密の味
黄昏の中
あなたがくれた
苦いくちづけ -
3汝、恐れるなかれ
安らかに
この腕に抱かれよ
我全てを汝に与えん -
4宵闇に浮かぶ
仄かな白い顔
陶器のような
白い肌を
指でなぞると
その冷たさが
・・・哀しかった -
5パノラマ
黒い雨が止んで
13階のビルの屋上で
目をつむった
「神さま、さようなら」 -
6僕はまだ坂の途中
登ることも
下ることも
決めかねて
佇んでいる -
7カランコロンと
下駄の音
掲げた牡丹灯籠
恋の道行き
死出への旅路 -
8夢を描くよ
虹も描こうよ
鳥は唄うよ
ハモニカ吹くよ
It's fine day
明日も晴れるかな -
9薄曇りの空から
一筋の光
いつも支えだった
これまでも
そして、これからも -
10連なる
連なる
想いを紡ぐ
あなたへ届けと
糸車 -
11雨上がりの空
オレンジの夕陽
僕は大きく息を吸い込んで
歩き出した
前へ -
12背徳の夕闇が
紅色に染まるのを
私は物陰から
じっと見つめていた
息を潜めて
獲物を狙う獣のように -
13いつか、あの空に溶けて
私が私でなくなる時に
この世を形づくる
微かな無機質の
原子の一つとなる時に
恐れることなく
消えていけるように
私に強さを下さい -
14暮れ泥む街
宵闇の帳が降り始める
終幕の刻
全てが蒼に染まる
その間際 -
15いつも手を引いて歩いた
私の幼子
お前に様々なものを
見せてやりたい
喜びも悲しみも
この世の全てを
美しい心を与えるために -
1636℃の熱
風がそよいだ
消える歓声
サイレンの音
夏が通り過ぎていく -
17木立の向こう
俯いた貴女
日傘の下
白い肌
カンバスに閉じ込めて
永遠になる -
18洗い流す雨
今、降り注いで
罪人の群れに
心から汚れた
人はいない
雲間から降りて来る
光が欲しい -
19飛んで紙ヒコーキ
高く高く
あの雲を突き抜け
白い軌跡を描いて
二人を繋げ -
20Boom Boom Boom
言葉遊び
カキクケコ
エケセテネ -
21交差する
想い
交錯する
想い
私はただ眺めていた
まるで他人事のように -
22操り糸バラバラ
マリオネットの劇場
絡まる感情
手繰り寄せる
偽りの人間模様 -
23千切れた雲に
ばらけた心
拾い集めたら
青空が見えるかしら -
24古い喫茶店
珈琲1杯で
夢を語り合ったものね
そんなあの日が
古い写真のように
You have gone
私の前の椅子は
いつも、からっぽ -
25いにしえから続く
果てない物語