鄙びた駅に一台の電車飛び乗って知らない街へ行こう僕たち二人きり
非常階段で知った秘密の味黄昏の中あなたがくれた苦いくちづけ
汝、恐れるなかれ安らかにこの腕に抱かれよ我全てを汝に与えん
宵闇に浮かぶ仄かな白い顔陶器のような白い肌を指でなぞるとその冷たさが・・・哀しかった
パノラマ黒い雨が止んで13階のビルの屋上で目をつむった「神さま、さようなら」
僕はまだ坂の途中登ることも下ることも決めかねて佇んでいる
カランコロンと下駄の音掲げた牡丹灯籠恋の道行き死出への旅路
夢を描くよ虹も描こうよ鳥は唄うよハモニカ吹くよIt's fine day明日も晴れるかな
薄曇りの空から一筋の光いつも支えだったこれまでもそして、これからも
連なる連なる想いを紡ぐあなたへ届けと糸車
雨上がりの空オレンジの夕陽僕は大きく息を吸い込んで歩き出した前へ
背徳の夕闇が紅色に染まるのを私は物陰からじっと見つめていた息を潜めて獲物を狙う獣のように
いつか、あの空に溶けて私が私でなくなる時にこの世を形づくる微かな無機質の原子の一つとなる時に恐れることなく消えていけるように私に強さを下さい
暮れ泥む街宵闇の帳が降り始める終幕の刻全てが蒼に染まるその間際
いつも手を引いて歩いた私の幼子お前に様々なものを見せてやりたい喜びも悲しみもこの世の全てを美しい心を与えるために
36℃の熱風がそよいだ消える歓声サイレンの音夏が通り過ぎていく
木立の向こう俯いた貴女日傘の下白い肌カンバスに閉じ込めて永遠になる
洗い流す雨今、降り注いで罪人の群れに心から汚れた人はいない雲間から降りて来る光が欲しい
飛んで紙ヒコーキ高く高くあの雲を突き抜け白い軌跡を描いて二人を繋げ
Boom Boom Boom言葉遊びカキクケコエケセテネ
交差する想い交錯する想い私はただ眺めていたまるで他人事のように
操り糸バラバラマリオネットの劇場絡まる感情手繰り寄せる偽りの人間模様
千切れた雲にばらけた心拾い集めたら青空が見えるかしら
古い喫茶店珈琲1杯で夢を語り合ったものねそんなあの日が古い写真のようにYou have gone私の前の椅子はいつも、からっぽ
いにしえから続く果てない物語